この部屋は、最初から施術室ではありませんでした。



今、僕が施術をしているこの部屋。

ベッドがあって、ここで人の身体に触れています。

でも、

最初から施術室として、つくられた場所ではありません。

この部屋は、祖母の介護のためにつくられた部屋でした。



つくば市北条にある、小さな施術室

こんにちは。

柔道整復師・脳もみ®認定講師の松本雄介です。

僕は今、

茨城県つくば市北条で、施術をしています。

初めて来られた方には、「ここが施術室なんですね」

と言われることがあります。

自宅の一室。

大きな看板があるわけでもありません。

駅前の、人通りが多い場所でもありません。

完全予約制で、一人ずつ来ていただいています。

僕にとっては、いつもの施術室。

でも、

この部屋を見ると、ときどき昔のことを思い出します。





家族の介護があった場所

僕の家では、

長い間、祖母の介護がありました。

15年以上です。

家族みんなで、祖母との生活を続けてきました。

その中で、

介護のために増築したのが、今のこの部屋です。

だから、

僕にとってここは、

ただの仕事場ではありません。

祖母がいたこと。

家族がいたこと。

いろいろな時間が、ここには残っています。


病院で働いていた僕が、ここで施術をするようになった

僕は以前、

整形外科・内科クリニックで、リハビリの仕事をしていました。

約6年半。

毎日、たくさんの方の身体に触れてきました。

当時、

この部屋で自分が施術をするようになるとは、考えていませんでした。

まして、

脳もみ®を学び、

人に教える立場になることも。

人生って、思っていた通りには進まないものですね。




でも今、

ここで施術をしていると、

別々だった出来事が、少しだけつながって見えることがあります。




「もっと早く知っていたら。」

祖母との時間を振り返ると、今でも思うことがあります。

もっと早く、

身体について知っていたら。

もっと早く、脳について知っていたら。

もっと違う関わり方を、考えられたこともあったのかな。

もちろん、過去を変えることはできません。

「こうしていればよかった」

という正解も、

今になって決められるものではありません。




それでも、

祖母との時間があったから、



僕は今、

身体だけではなく、

脳についても学ぶようになりました。





して、

学んだことを、

自分だけで持っていたくないと思うようになりました。




この部屋に来る人は、一人ひとり違う

眠りについて悩んでいる方。

首や肩が気になっている方。

家族にすすめられて来る方。

「脳もみって何だろう」

と興味を持って来る方。

同じ人は、一人もいません。



だから、

僕はまず話を聞きます。

何に困っているのか。

どう過ごしているのか。

何を求めて、ここまで来てくれたのか。



そのあと、

身体を確認して、

必要なことを一緒に考えていきます。




祖母の介護を経験したから、何でも分かるわけではありません。

柔道整復師だから、すべて解決できるわけでもありません。



脳もみ®が、すべての答えでもありません。



だからこそ、

目の前の一人を、最初から決めつけない。

それは、この部屋で大切にしていることの一つです。



場所の役割は、変わっていく

祖母のためにつくられた部屋。

その祖母は、もうここにはいません。



今は、

誰かがここへ来て、ベッドに横になります。

僕が話を聞いて、

身体を見て、

手を添える。



ときには、

ほとんど会話のないまま、時間が過ぎていきます。

不思議です。




同じ部屋なのに、役割は変わりました。




でも、

まったく違う場所になったようには、僕には感じられません。

誰かのためにつくられた場所が、

今も、誰かのために使われている。

そう考えると、

少しだけ、つながっている気がします。





11月の北条で

11月。

北条の空気も、少しずつ冷たくなってきます。

施術室の外を見ると、いつもの景色があります。

昔からある家。

筑波山。

季節が変わっても、ここにあるもの。

そして、変わっていくもの。

僕自身も、

病院で働いていた頃とは、ずいぶん変わりました。

でも、

誰かの身体に触れる仕事をしていることは、変わっていません。

この場所で、これから何人の人と出会うのか。

まだ分かりません。





ただ、

祖母のためにつくられたこの部屋で、今日も一人の人を迎える。

今は、それを大切にしたいと思っています。



僕が脳について伝えている理由

祖母との経験から、

「もっと早く知っていたら」と感じたこと。

そして、なぜ僕が脳について発信しているのか。

こちらの記事にまとめています。

▶︎ 「10年後も、大切な人と笑って過ごすために。」

【まとめ記事への内部リンク】

脳もみ®について知りたい方は、日本脳もみ協会の記事もご覧いただけます。


▶︎ 脳もみ®とは?

【日本脳もみ協会への内部リンク】



松本 雄介

柔道整復師/脳もみ®認定講師/整体danke。代表

茨城県つくば市北条を拠点に、

一人ひとりのお話を聞きながら、

施術をしています。

症状だけを見るのではなく、

その人がどんな毎日を過ごしているのか。

そして、

その人を想っている家族の存在まで。

大切にできる施術家でありたいと思っています。




▶︎ 松本雄介について

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松本雄介

著者松本雄介

はじめまして! 茨城県つくば市で、脳もみ専門サロンdanke。を運営している松本雄介です。 僕が脳もみを学ぼうと思ったきっかけは、祖母の認知症でした。 サポートの為に疲弊した家族達、施術家でありながら何も出来ない悔しさ。 「もっと何かできなかったのか」 という無力感から、脳について学び始めました。 そこで出会ったのが、脳もみです。優しく繊細なタッチで脳にアプローチする技術。施術後の様々な変化を見るたびに、 脳もみの可能性を強く感じました。 だからこそ自分や大切な人を守れる、この技術を広げたいという想いで、講師活動も行っています。 脳もみは、「誰かを大切にしたい」という気持ちを形に出来る技術です。 【脳もみ】はアナタの周りの方たちを、 救える未来がある。 私は本気で、確信してます!

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