2026年08月26日

オキシトシンが分泌される「触れる」という行為。タッチケアが脳と身体に届く科学的な理由を大阪の脳もみ認定講師が話します。


「言葉で励ましてもらうより、
そっと肩に手を置いてもらった方が
なぜか安心した」

そういう経験、ありませんか?

言葉を超えて届く何かが——
「触れること」にはあります。

これは気のせいではありません。

「触れること」が
脳と身体に与える影響は——

神経科学・心理学の研究で
次々と明らかになっています。

その中心にあるのが——

**「オキシトシン」**という
ホルモン・神経伝達物質です。

今日は——

脳もみ認定講師として——

**「触れることがなぜ脳と身体に届くのか」**を
オキシトシンと非言語コミュニケーションの
観点からお伝えします。


オキシトシンとは何か

オキシトシンは——

**「愛情ホルモン」「絆ホルモン」**とも
呼ばれる、
脳内のホルモン・神経伝達物質です。

オキシトシンが発見された経緯

オキシトシンは——

もともと「出産・授乳」に関わるホルモンとして
発見されました。

出産時の子宮収縮や、
授乳時の母乳分泌を
促す働きがあります。

でも——

その後の研究で——

オキシトシンが「愛情・絆・信頼・安心」と
深く関わることが明らかになりました。

オキシトシンの主な働き

① ストレスを軽減する
オキシトシンは——
ストレスホルモン(コルチゾール)の
分泌を抑制します。

「触れられると気持ちが落ち着く」のは——
オキシトシンがコルチゾールを
抑えているからです。

② 不安・恐怖を和らげる
オキシトシンは——
扁桃体(恐怖・不安の処理をする脳の部位)の
活動を抑制します。

「安心感」を感じさせる
最も重要な物質の一つです。

③ 信頼・絆を深める
他者への信頼感・
愛着・絆の形成に
深く関わっています。

「この人といると安心する」——
その感覚の背景に
オキシトシンがあります。

④ 自律神経を整える
副交感神経を優位にして、
心拍・血圧・呼吸を
落ち着かせます。

⑤ 免疫機能を高める
慢性的なストレスで低下した
免疫機能を回復させる
働きがあります。

⑥ 痛みを和らげる
オキシトシンには——
鎮痛効果があることも
研究で示されています。


「触れること」がオキシトシンを分泌させる

C触覚線維(CT線維)の役割

前回の記事でもお伝えしましたが——

**「C触覚線維(CT線維)」**という
特殊な神経は——

「優しいタッチ」に特異的に反応します。

C触覚線維が刺激されると——

オキシトシンの分泌が促されます。

これが——

「優しく触れることで
安心感が生まれる」という
科学的なメカニズムです。

「優しさ」が鍵——力を入れすぎると逆効果

重要なのが——

「優しいタッチ」であることです。

C触覚線維は——
強い刺激ではなく、
優しい刺激に反応します。

マッサージのような強い刺激は——
筋肉や血流に働きかけますが、
C触覚線維を
最大限に活性化させるのは——

**「優しく、ゆっくりとしたタッチ」**です。

これが——

脳もみ(nomomi®)が
「触れるだけ」「力を入れない」に
こだわる理由の一つです。

研究で示されたタッチの効果

タッチがオキシトシン分泌に
与える効果については——

多くの研究があります。

  • 頭部・背中への優しいマッサージで
    オキシトシン分泌が増加する
  • 皮膚への温かいタッチが
    ストレスホルモン(コルチゾール)を低下させる
  • 定期的なタッチケアが
    免疫機能を向上させる
  • タッチが不安・抑うつ症状を軽減する

「触れること」には——
科学的に裏付けられた
多くの効果があります。


非言語コミュニケーションとしての「触れること」

人間のコミュニケーションの多くは非言語

心理学の研究では——

人間のコミュニケーションの
90%以上が非言語と言われています。

言葉(内容)が伝えるのは——
わずか7%程度。

残りは——
声のトーン・表情・
ジェスチャー・タッチなど
非言語的な要素が伝えています。

「言葉よりも、態度や触れ方で
相手の気持ちが伝わる」——

これが科学的に
裏付けられています。

「触れること」が伝えるもの

「触れること」は——

言葉では伝えきれない
多くのことを伝えます。

  • 「ここにいるよ」という存在感
  • 「大丈夫だよ」という安心
  • 「気にかけているよ」という愛情
  • 「あなたは一人じゃないよ」というつながり

これらは——

言葉で言っても
なかなか届かないことがありますが、

「優しく触れること」で——
脳に直接届きます。

「言葉を超える」手当て

脳もみの理念に——

「手当ては言葉を超える」

という言葉があります。

これは——

単なる詩的な表現ではなく、
オキシトシンと非言語コミュニケーションの
研究に裏付けられた言葉です。

「大丈夫」と百回言っても届かなかったものが——

頭に優しく手を当てることで
脳に届く。

「触れること」は——
最も原始的で、
最も深く届く
コミュニケーション手段です。


オキシトシンが不足すると何が起きるか

現代人はオキシトシンが不足しやすい

現代社会では——

オキシトシンが
不足しやすい環境があります。

スマホ・SNSによる「つながりの変化」

リアルな「触れること」が減り、
画面を通じた
バーチャルなつながりが増えました。

スマホで誰かと「つながっている」感覚はあっても——
オキシトシンを分泌させる
「リアルなタッチ」は得られません。

孤独感・孤立

一人暮らし・テレワーク・
社会的なつながりの希薄化——

「誰かに触れてもらう」機会が
減っている方が増えています。

ストレスの増加

コルチゾール(ストレスホルモン)が
増えると——

オキシトシンの効果が
相殺されやすくなります。

オキシトシン不足のサイン

オキシトシンが不足すると——

  • 慢性的な不安感・孤独感
  • ストレスへの耐性が下がる
  • 人間関係への不信感が強まる
  • 疲れやすい・回復しにくい
  • 睡眠の質が下がる
  • 痛みへの感度が上がる

これらは——

「なんとなく調子が悪い」
「いつも不安な感じがする」
「人と関わるのが疲れる」

という状態として現れることがあります。


脳もみがオキシトシンを分泌させる理由

「頭部への優しいタッチ」が最も効率よく届く

脳もみが頭部への
「優しいタッチ」を重視する理由は——

「頭部は脳への最短ルートであり、
**C触覚線維が豊富に分布しているから」**です。

頭皮への穏やかな刺激は——

C触覚線維を刺激して
オキシトシンを分泌させ、
扁桃体の活動を抑制し、
脳に「安心」を届ける。

その結果——

オキシトシンが分泌される
↓
ストレスホルモン(コルチゾール)が抑制される
↓
扁桃体(不安・恐怖)が落ち着く
↓
腹側迷走神経が活性化される
↓
自律神経のバランスが整う
↓
身体が本来の回復力を発揮する

「触れるだけ」が——
これほど多くの変化を引き起こす理由が、
ここにあります。

「人の手」だからこそ届く

重要なことをお伝えします。

オキシトシンは——

「人の手(温かさ・意図)」に
より強く反応すると言われています。

機械的な刺激より——
人の手による
「温かさ」と「意図(相手を思う気持ち)」が
伝わることで——

オキシトシンの分泌が
より促されます。

「人が人に触れること」——

この行為の持つ力が、
脳もみの根本にあります。


「触れること」を日常に取り入れる

今日からできる「オキシトシンを増やす」習慣

① 頭皮を優しくさする(セルフケア)

指の腹で——
頭皮をゆっくり円を描くようにさする。

1日3分。

C触覚線維を刺激して
オキシトシンを分泌させます。

② 大切な人の頭に手を当てる

疲れているパートナー・
眠れない子ども・
しんどそうな家族——

頭に優しく手を当てるだけで——
オキシトシンが分泌されて、
「安心」が届きます。

「何もできない」ではなく——
「手を当てること」ができます。

③ ハグをする

ハグは——
オキシトシンを分泌させる
最も効果的な行為の一つです。

20秒以上のハグで——
オキシトシンが有意に増加する
という研究があります。

④ ペットに触れる

ペットを撫でることでも——
オキシトシンが分泌されます。

ペットとのふれあいが
ストレス軽減に効果的なのは——
オキシトシンの働きによるものです。

⑤ 自分を抱きしめる(セルフハグ)

一人でいる時でも——

両腕で自分を抱きしめることで
オキシトシンが分泌されます。

「自分を大切にする」という
意識的な行為が——
脳に「安心」を届けます。


「触れること」の力を、脳もみで体感してほしい

「言葉では伝えきれないものがある」

そう感じたことがある方へ——

「触れること」には、
言葉を超えて届く力があります。

オキシトシン・C触覚線維・
ポリヴェーガル理論——

科学が明らかにしているのは——

「人が人に優しく触れること」の
深い力です。

脳もみは——

その「触れること」の力を
最大限に引き出すために
体系化された技術です。

「触れるだけで変わる」という体験を——
ぜひ一度してほしいと思っています。

まずは一度、話しましょう。

どんな状態でも、
どんな悩みでも、
ぜひ聞かせてください。


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體・脳・心の調整サロン
心樹 -shinzyu-
院長 山﨑靖弥(やまさき せいや)
柔道整復師・鍼灸師・脳もみ認定講師
📍 大阪府寝屋川市日之出町12-7 グリーンハイツ 6号室

山﨑 靖弥

著者山﨑 靖弥

【自己紹介】 體・脳・心の調整サロン 心樹 院長 山﨑靖弥(やまさき せいや) ─ ■ プロフィール 大阪府出身・在住、34歳。 大阪府寝屋川市にて 「體・脳・心の調整サロン 心樹(しんじゅ)」 を運営しています。 保有資格: ・柔道整復師(国家資格) ・鍼灸師(国家資格) ・nomomi®認定講師  (一般社団法人 日本脳もみ協会) 治療家歴:17年 ─ ■ これまでの歩み 柔道整復師・鍼灸師として17年間、 腰痛・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・ 自律神経の乱れ・手術後のケア・ 原因不明の慢性疲労など、 様々な不調を抱えた方と 真剣に向き合ってきました。 「患者さんは家族」という言葉を胸に、 目の前の方の悩みを見つけ、 少しでも良くすることを信念に 日々の施術に臨んできました。 重大な疾患の兆候にいち早く気づき、 命に関わる判断をした経験もあります。 その中で「諦めかけていた方が 笑顔で帰る瞬間」に何度も立ち会い、 この仕事の意味を深く実感してきました。 ─ ■ 脳もみとの出会い・原体験 治療家としての経験を重ねる中で、 忘れられない出来事があります。 11歳の女の子が体調不良で来院し、 一度は改善したものの、 家庭環境の影響で再び悪化しました。 その時、自分の無力さを強く感じ、 「身体だけでは救えないものがある」 と痛感しました。 その原体験から、 脳(ストレス・無意識)へのアプローチの 重要性を感じ、脳もみ(nomomi®)の 世界に入りました。 最初は半信半疑でしたが、 「これなら救えたかもしれない」 という確信が、今の私の軸になっています。 脳もみは、触れるだけの 非常に優しい施術ですが、 心と身体の両方に働きかける 可能性を感じています。 身体だけでなく「脳のストレス」まで 含めて整えることが、 本来の回復力を引き出すと考えています。 ─ ■ 現在の活動 【サロン】 大阪府寝屋川市日之出町12-7 グリーンハイツ 6号室 「體・脳・心の調整サロン 心樹」 整体とnomomi®(脳もみ)を軸に、 「患者さんは家族」という想いで お悩みの方に寄り添っています。 【健康講座】 大阪・長居 Little Islanndにて 「リトル❤︎トーク 〜あなたの體・脳・心 相談所〜」 を定期開催。 マンツーマンで身体・脳・心の お悩みを無料でお聞きします。 【ビギナーセミナー】 nomomi®(脳もみ)の 1dayビギナーセミナーを開催。 一般財団法人 日本脳もみ協会の 認定講師として、 脳もみの魅力と可能性を 広く伝える活動をしています。 ─ ■ これからやりたいこと 「整体を、最初の相談窓口に。」 病院に行くほどでもない。 でも、明らかにしんどい—— そのグレーゾーンを ひとりで抱えている方が 本当に多いと感じています。 身体のこと、脳のこと、心のこと。 どんな悩みでも「まず相談できる場所」 として、治療家がもっと 身近な存在になれると信じています。 サロンでの施術・地域での健康講座・ セミナーを通じて、 「諦めかけていた方が もう一度希望を持てる」 そんな場所と繋がりを これからも広げていきたいと思っています。 どんな悩みでも、 「諦めないでほしい」と 本気で思っています。 まずは一度、お話しましょう。 ─ 體・脳・心の調整サロン 心樹 院長 山﨑靖弥 📍 大阪府寝屋川市日之出町12-7  グリーンハイツ 6号室 📱 Instagram DMにてご予約・ご相談受付中

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